認知症高齢者のご家族へ


[駆け出しケアマネの高齢者介護なびについて]
介護福祉士として10年、今年からはケアマネージャーとして働く管理人が運営する高齢者介護に必要な知識、介護保険制度の仕組み、介護する人の心得などをご紹介するサイトです。
また、認知症専門施設での10年の経験から認知症のご家族を抱える方へのメッセージやご家族の接し方などご紹介します。

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認知症高齢者のご家族へ

まず何より認知症を理解してあげてください。認知症は病気です。
ガンや肺炎と同じ病気なのだということをしっかり理解してください。
暴力・暴言・失禁・徘徊などの問題行動も病気がさせることです。そしてそういった行動の裏には本人なりの理由があります。ご家族、介護者は、高齢者がなぜそのような行動をとっているのかを探ることで解決できる問題も多くあります。
例えば、認知症になると、トイレの場所が分からない、尿意の意味や感覚がわからない。ただ、不快感があるために、その不快感をどうしていいのか分からず徘徊、そして我慢できずに失禁してしまいます。すると、今度は濡れた衣服が気持ち悪く、その服を脱いで裸になり、恥ずかしさから脱いだ服を隠し、近くにあるものを着るといった行動をとるというパターンが見られます。
この一連の流れの中に、徘徊、失禁、ワイセツ行為という問題行動が見られますが全てに原因があることが分かります。そういった、行動を見つけても決して叱ってはいけません。「どうしたの?」と優しく声をかけ、裸なら服を着せ、身体が汚れていたら拭いてあげましょう。
怒らない、驚かない、普通に接することを心がけてください。
原因はわかり、では次にどうやって失禁をなくすか、まず、高齢者の排尿の時間や間隔を調べます。そして、時間を決めてトイレに誘導します。そうやって、1週間くらいかけて間隔を見極め、決まった間隔に合わせトイレに誘導してあげるようにしましょう。
夜間、就寝前の水分は控え、その代わりに昼間に十分に水分を補給してもらいます。これで、問題は大幅に改善が見込めます。

問題行動に対する原因は様々であり、改善策も同様に1つではありません。しかし、適切な対応をとることで改善が見込める場合が多いので、根気は必要ですがあきらめずに向かい合ってください。
その際、ご家族だけで抱え込まずに、公的サービスの利用、専門家(ケアマネージャーなど)への相談をお勧めします。
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